報徳二宮神社の表参道鳥居を解説される芹澤棟梁

 ガイド役に実際に大工さんとして小田原の文化財の再現・修理に携われている数寄屋大工芹澤毅さんをお招きして清閑亭及び小田原城周辺の建物の解説をして頂きました。

芹澤棟梁が再建した小田原城天守閣の最上段へ向かいました

 前半は清閑亭にて数寄屋建築とは何かを日本の伝統建築や日本人が培った風土・文化などを通じて哲学的なお話と清閑亭館内のご案内をして頂きました。
後半は小田原城にて天守閣の摩利支天の須弥壇の再現のお話や、銅門、住吉橋などの再建に際してのエピソードなどをお話して頂きました。

 小田原城の住吉橋は平成2年に再建された橋です。
小田原城では伝統木工法に基づき再建された建物としては最初の建物です。
老朽化したため、平成30年に芹澤棟梁がかけ直した橋でもあり、
令和2年11月に放送された「サンドのお風呂いただきます」にて紹介されましたが、
この擬宝珠(ぎぼし)の中に棟梁を務められた芹澤棟梁の名が記載されたお札が収められています。

再建当時のエピソードなどふんだんにお話して頂きました。
秋にも再び芹澤棟梁をお迎えして小田原の名建築を巡りたいと思います。